1983年1月、第1回首脳会談を終え、ホワイトハウスを後にする中曽根康弘首相(左、当時)と、見送るレーガン大統領(当時)。「ロン・ヤス」関係を築いていくスタートとなった
 1983年1月、第1回首脳会談を終え、ホワイトハウスを後にする中曽根康弘首相(左、当時)と、見送るレーガン大統領(当時)。「ロン・ヤス」関係を築いていくスタートとなった

 高市早苗首相が10月下旬、トランプ米大統領と初会談した。「首脳会談に失敗なし」と言われるように、日米首脳会談は外交当局により周到に準備される。その役割は実質的な討議の場から、より象徴的な舞台に変わりつつある。会談は今後も「成功」し続けるのか。日米首脳会談の歴史に詳しい帝京大の山口航准教授(40)に聞いた。(共同通信=山上高弘)