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普茶料理の腕を振るう浅野英俊住職
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普茶料理の腕を振るう浅野英俊住職

 奈良時代、行基によって建立されたとされる有馬最古の寺院、黄檗宗「温泉寺」では、今月から15年ぶりに名物の普茶料理が復活した。同宗総本山、萬福寺(京都府宇治市)で普茶料理の調理を担当する典座長などを10年以上務めた浅野英俊住職(64)が腕を振るう。

 同宗の開祖・隠元禅師が江戸時代に中国から伝えた精進料理で、4人で卓を囲み、大皿に載った料理を取り分けるのが特徴という。

 1995年の阪神・淡路大震災で半壊した温泉寺。浅野さんが住職となり、2003年に庫裏を再建。普茶料理の提供を始めた。ところが、大阪市内のお寺に招集され、その後、萬福寺の典座長になった。今年ようやく温泉寺に戻ったことで、有馬での提供を再開したという。

 コースには普茶料理の代表、ゴマ豆腐や八宝菜のルーツといわれる雲片、豆腐を用いたウナギもどきなど7~9品ほどあり、結構なボリューム。浅野住職は「普茶料理になじみのない人も多いと思うので、一度食べてみてほしい」と話す。

 午前11時半~午後1時半。5千円(税別)。要予約。3人以上から申し込み可。温泉寺TEL078・904・0650

(西竹唯太朗)

2019/10/11
 

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