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明日への航跡 同時代を語る

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小松和彦さん。妖怪は「喜怒哀楽を持つ魂で、丁重に祭れば神となって人に幸いをもたらすが、儀礼が欠けていると妖怪となり災いを招く」と語る=京都市西京区、国際日本文化研究センター(撮影・鈴木雅之)
小松和彦さん。妖怪は「喜怒哀楽を持つ魂で、丁重に祭れば神となって人に幸いをもたらすが、儀礼が欠けていると妖怪となり災いを招く」と語る=京都市西京区、国際日本文化研究センター(撮影・鈴木雅之)

■人間の喜怒哀楽、映す鏡

 コロナ禍で大ブームとなった「アマビエ」、漫画やアニメの「ゲゲゲの鬼太郎」や「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」、各地に伝わる民話など、私たちの身近には実に多くの妖怪がいる。国際日本文化研究センター(日文研)の名誉教授で、文化人類学、民俗学が専門の小松和彦さん(74)は、幅広い世代が親しみを持つ妖怪と日本文化との関わりを斬新な視点で読み解き、学問として確立した第一人者だ。妖怪研究は「人間研究である」と説く、その心は-。

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2021/11/11
 

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