2024年6月4日撮影、生後2カ月半ころのぜんくん(画像提供:お母ちゃん こてつ ぜんさん)
2024年6月4日撮影、生後2カ月半ころのぜんくん(画像提供:お母ちゃん こてつ ぜんさん)

「うちの子10カ月。めっちゃおっきくなっちゃった」

そんなコメントとともに、Xユーザー・お母ちゃん こてつ ぜんさん(@hmm139)は、1枚の“ビフォーアフター写真”を投稿しました。

写真に写っているのは、キジトラの男の子・ぜんくん(取材時、生後11カ月)。1枚目は、生後2カ月半のころ、ドーナツ型クッションの中央の穴から顔をひょっこりのぞかせている姿。そして2枚目は、成長したぜんくんが、同じクッションの同じ位置から顔をのぞかせている写真。

小さかったころは穴にすっぽり収まっていたのが、今では顔だけで穴がいっぱいに! その成長ぶりに、1.9万件を超える“いいね”が集まりました。優しい飼い主さんのもとですくすくと育ったぜんくん。詳しいお話を伺いました。

■ドーナツクッションから顔を出すのが好きだったけど…?

ーー投稿写真の撮影日と、撮影時のぜんくんの年齢を教えてください。

「1枚目は2024年6月4日、生後2カ月半くらいのころに撮影しました。2枚目は、2025年3月19日、生後11カ月のころです」

ーーぜんくんはよくこのクッションに入るのですか?

「このクッションは人間用の円座クッションなんですが、今はもう入れなくなりました。成長して体が大きくなったからか、いまは上に乗って眠っています」

ーー写真を比較して、どのような感想を持ったか教えてください。

「改めて、すごくおっきくなったなあと実感しました。写真を見て『あんなにちっちゃかったのに~』としみじみ。成長してくれたことが嬉しくて、特別な一枚になりました」

ーーお迎え当時と比べて、変化を感じるところは?

「先住猫のこてつよりも抱っこしたときの重さにズッシリ感があります(笑)。最近はこてつに対して、特に理由はないと思うんですが、気を遣っているように見えるんです。そんな姿を見ると、小さな子どもから少しずつ大人になってきたのかなあと感じます」

ーーぜんくんは、どんな性格の猫ちゃんですか。仕草や行動などエピソードがあればお聞かせください。

「とにかくやんちゃで怖いもの知らずです! お迎えのきっかけは、勤務先のお客さんから『子猫がいるよ』と連絡をもらったことでした。見に行くだけ、のつもりが……。2匹のうちの1匹がぜんで、私の手から肩までよじ登ってミーミー鳴いて、元気いっぱいで。この子だ! と思って連れて帰りました。帰宅後、同居しているおばあちゃんが『この子はゴンタ(※)になるで~』って。若い頃からたくさんの猫を育ててきた人なので、予言通り(笑)、今、その通りになっています」

(※「やんちゃになる」「いたずら好きになる」「手がかかる存在になる」といった意味)

「先住猫のこてつは、ぜんが来るまでは“ひとりっ子”状態だったので、最初は受け入れる気持ちの整理がつかず戸惑っていました。でも少しずつ、ふたりの距離が近づいてきているように感じます」

「1番記憶に残っているのは、お迎えして数日後。夜中にケージの中で鳴いていたので撫でていたら、私の手のひらを吸ってきたんです。お母さんと離れて寂しかったんだと思います。その時は、『大事に育てるよ』という気持ちが溢れて、涙を流しながら頬を優しく撫でました。今でもそれをすると、目を閉じて安心した表情を見せてくれます」

たくましく成長したぜんくんの姿を見て、コメント欄にはたくさんの反応が寄せられています。

「大きくなったねぇ」
「すくすく、育ちましたね」
「別ネコになってる~」
「こんなにあどけなかったんだね~」
「きゅきゅきゅ~ん♡ 凛々しくなってる~」
「おっきくなってもかわいいけど、ちっちゃい時もかわいい。なでなで」
「大っきくなったにゃねぇ~。相変わらずかわいいにゃよ~」

(まいどなニュース特約・梨木 香奈)