入園シーズンは子どもだけでなく親にとっても新たな出会いと挑戦の季節。だからこそ「ママ友ができるだろうか」と不安を抱える親御さんは多いのではないでしょうか。
Instagramで漫画を投稿しているブロガーのサヤ山サヤさんも、娘さんが幼稚園に入園するにあたってママ友ができるかどうか悩んだ1人です。そのときの心境を、夏目漱石の名作『吾輩は猫である』になぞらえた作品『吾輩は母である。』を公開したところ、多くの共感の声が寄せられています。
同作では上の子が通っていた幼稚園の廃園により、下の子の幼稚園を急遽探さなければならなかったサヤ山さんのエピソードが描かれています。初めての園に知り合いもいないなか、不安と緊張を抱えてのスタート。「雨にニモ負ケズ風ニモ負ケズ孤独(ボッチ)ニモ負ケズ」と、宮沢賢治ばりの気合いで未就園児向けイベントに通い続けました。
そんな中、イベントで何度も顔を合わせる親子と出会い、ついに連絡先の交換に成功します。まるで告白されたようなときめきを「月が綺麗ですね」と表現している場面には、「ママ友さんからのデートの誘いは、ほんと恋と似てる。だんだんタメ口使うタイミングとかね…!!」「私も勇気振り絞って連絡先ゲットしてしばらく大喜びしてたの思い出した」など多くのママたちから共感のコメントがあがっています。作者のサヤ山サヤさんに当時のエピソードを詳しく聞きました。
■気になる初めてのデート(ママ友)スポットは?
ー素敵なママ友さんとの出会いを詳しく教えてください。
幼稚園が未就園児向けのイベントを月2回開催していたので、なるべく通うようにしていました。そこで毎回一緒になる親子が何組かいて、その中に素敵なママさんがいました。
ーママ友との初めてのお誘いはどこだったのでしょうか?
初めてのお出かけは児童館でした!そのあとパンケーキを食べに行きました。今ではお互いの家を行き来する仲になりました!
ー幼稚園生活がスタートしたかと思うのですが、娘さんの様子はいかがですか?
入園してもうすぐ1カ月。娘は楽しく幼稚園に通ってくれているのですが、どうしても朝、教室前で私と離れるのが寂しいらしく泣いてしまいます。けれど帰りはニコニコしながら「楽しかった!」とたくさんおしゃべりをしてくれます。
ー新学期が始まってから新しいママ友さんはできましたか?
新しいママ友もできました!私自身は「たくさんママ友が欲しい」というタイプではないのですが、やはり幼稚園でも話し相手がいると楽しいし心強いですね。
(海川 まこと/漫画収集家)