“義実家”への訪問で目にする暮らしぶりや生活習慣が、自分の実家とは大きく異なり、思わず戸惑ってしまったという経験は誰しもあるのではないでしょうか。株式会社インタースペース(東京都新宿区)が運営する情報発信メディア『ママスタセレクト』が実施した「義実家の生活習慣」についての調査によると、約6割のママが「義実家の生活習慣に驚いたことがある」と回答したことがわかりました。具体的にはどのような生活習慣に驚いたのでしょうか。
調査は、子どもがいるおよび妊娠中の全国の母親764人を対象として、2025年7月にインターネットで実施されました。
調査の結果、全体の60.9%が「義実家の生活習慣に驚いたことがある」と回答し、半数以上のママが実家と義実家との“文化の違い”を実感していることがわかりました。一方で「ない」と回答した人は28.3%、「その他」は10.9%となり、具体的な生活習慣について、以下のようなコメントが寄せられました。
【衛生・トイレまわり】
▽トイレの便座をスポンジで掃除して、それを何度も使い回す
▽バスタオルは家族全員で共有
▽料理前に手を洗わない、土いじりのあともそのまま
【食事マナーや味覚】
▽ホールケーキを切らずに、各自がフォークを刺して食べる
▽鍋のしめのときは自分の器のスープを鍋に戻す
▽唐揚げには必ずケチャップ+マヨネーズ
【家事や暮らしのスタイル】
▽泥棒に入られた経験があるのに、いまだに鍵をかけない
▽ご飯は炊いたら一度保温を切って、食べるときにレンジで温め直す
▽換気扇は10年以上壊れたまま
【しきたりや風習】
▽おせちは元日ではなく大晦日に食べる
▽義父に嫁家系含め女性全員からバレンタインのチョコを贈る
▽お墓参りで花は供えず葉っぱだけ
【子育てへの価値観】
▽1歳の孫にお刺身を食べさせようとした
▽義母が姪に自分の母乳をあげた話を自慢してきた
【笑ってはいけない!?独自ルール】
▽義父は17時に寝て5時に起きる
▽トーストはチラシを皿代わりにして食べる
▽夜中の3時にバターを直塗りしてトーストを食べる義父
このような調査結果を踏まえて同社は、「生まれ育った環境で身についた"当たり前"は、人によって全く異なります。義実家の生活習慣に違和感を抱くのは、ある意味当然のことといえるでしょう」と前置きしたうえで、「大切なのは、”自分の常識がすべてではない”と意識すること。衝突を避けつつ自分の感覚も大切に、ほどよい距離感で無理なく付き合っていくのが、長く穏やかな関係を築くための秘訣かもしれません」と述べています。