現役高校生の6割以上が「今年テレビドラマを見ていない」--そんな調査結果が株式会社ワカモノリサーチ(東京都杉並区)が運営する10代・現役高校生を対象としたマーケティング情報サイト『ワカモノリサーチ』による調査でわかりました。
調査は、全国の現役高校生584人を対象として2025年7月にインターネットで実施されました。
「2025年、あなたはテレビドラマを見ましたか」という質問に対して、62.5%が「見ていない」と回答。大前提として「テレビを見ない」という声が多く集まったほか、「ドラマ見るより、他にやることがある」「YouTubeを見ていた方が楽しい」「その時間はTikTokを見ている」などの意見も見られ、優先順位がテレビより高いものがあることが原因になっている様子がうかがえました。
また、「興味をそそられる作品がない」「面白そうじゃない」「今より昔のドラマを見ている」という声もあったことから、ストレートで分かりやすい設定のドラマの方が令和の現役高校生には刺さるのかもしれません。
一方、「見た」と答えた高校生は37.5%で、その理由として「好きなアイドルが出ているから」「推しの役者が出ているから」などが挙げられたことから、”ドラマが見たい”という動機より“推しを見たい”という熱量の方が最終的にドラマ視聴につながる結果になっていることが示されました。
しかし、「今年、テレビドラマを見た」という高校生のうち、30.1%が「途中で離脱した」と回答しており、その理由として「面白くなくなった」「展開が読めて飽きてきた」などの声が挙がったほか、「めんどくさくなった」という意見が目立ちました。
ちなみに、「今年見たなかで面白かったドラマ」を尋ねたところ、1位「波うららかに、めおと日和」、2位「なんで私が神説教」、3位「子宮恋愛」という結果になりました。
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【出典】
▽ワカモノリサーチ