ソファで並んで寝転ぶ姉妹。少しずつ距離を縮めていく様子が微笑ましい/sayakaさん(@syk.71)提供
ソファで並んで寝転ぶ姉妹。少しずつ距離を縮めていく様子が微笑ましい/sayakaさん(@syk.71)提供

妊娠23週目で573gという小さな体で誕生した女の子が、長い入院生活を経て1歳を迎えた姿がThreadsに投稿され、大きな反響を呼んでいます。投稿したのは、3歳と1歳の姉妹の母であるsayaka karinoさん(@syk.71)。投稿では、生まれて間もない妹に2つ年上の姉が深い愛情を注ぐ姿が写されており、「妹ちゃん大好きなお姉ちゃんも凄く可愛い」「お姉ちゃんからの大好きーーーが伝わってくるとても素敵な写真ばかりで朝から泣きそうになってしまいました」といった声が寄せられました。

「初めて次女を見たとき、すでにたくさんの管と呼吸器に繋がれていました」と、出産当時についてsayakaさんは振り返ります。

「可愛いという感情よりも、『大きく産んであげられなくてごめんね、苦しいよね』という後悔や自分を責める気持ちの方が大きかったです。保育器の前で何時間も泣きました」

最初に迎えた山場は、生後72時間だったそう。「この時期には合併症のリスクが高く、最悪の場合は命に関わることもあります。何事もなくまずこの72時間を乗り越えてくれたことに感謝しました」と、そのときの心境を明かします。

その後も大きな合併症はなく、退院後も肺が弱く風邪を繰り返す日々が続きましたが、次女はそのたびに頑張って乗り越えてきたといいます。

退院するまでの5カ月の入院期間中、長女は画面越しにしか妹である次女の姿を見ることができませんでした。一度も面会ができない中でも「私も妹を抱っこしてあげたい!」とよく言っていたそうで、「私達が知らない間にお姉ちゃんになってくれたんだ」と、sayakaさんは感じたといいます。

こうして迎えた退院の日、初めて次女と対面する長女は少しそわそわしていたそうです。

「実際に対面すると妹の隣で寝転んだり、お布団をかけたり、トントンしてくれたり。とても嬉しそうでした」

「姉ちゃんの愛は海よりも深く空よりも高く寛大」--sayakaさんが投稿に綴ったこの言葉通り、長女の次女への愛情は深く、優しいものだと感じたと話します。

「いつも妹を笑わせようと、一生懸命おもちゃを準備したり面白い顔をしてみたり、踊ったり…。そして『一緒に写真を撮って!』とお願いしてきます。親が関わっている時よりも、長女と遊んでいる時の方がよく笑っていますね。きっと、姉の愛情を感じているんだろうなと思います」

そんな中で迎えた、次女の1歳の誕生日。sayakaさんは「頑張って生きてくれて、大きくなってくれてありがとうという思いでいっぱいでした」と話します。当日は家族みんなで写真を撮り、いつもより少し豪華な離乳食でお祝いしたのだとか。

「本人はまだ修正月齢(早産児の発達や成長を評価する際に、実際の出生日ではなく“出産予定日”を基準にした月齢)8カ月だったのでケーキはお預けでした」

「いつかは姉妹で喧嘩したりする日が来るかもしれませんが、いつまでもお互いを思いやる心を持っていてほしいです」