天皇、皇后両陛下の長女愛子さまは11月17日から22日まで、インドシナ半島の内陸国ラオスを公式訪問されました。愛子さまにとっては初めての海外公式訪問。公式行事としてトンルン国家主席を表敬訪問し、晩さん会では初のスピーチにも臨まれました。
そんな中、ひときわ話題になったのは愛子さまの民族衣装姿でした。宮内庁の公式インスタグラムが公開した写真には、多くのいいねが。現地の人からは、同じ柄の生地を入手したいという声まで上がっています。
■「プリンセスが来てたわよね!?」ラオス国内でも話題に
ラオスの女性の正装は、手織りの布から仕立てたシン(巻きスカート)、スア(上着)、パービアン(肩掛け)の組み合わせ。
愛子さまは今回の訪問中、落ち着いたあずき色とオフホワイト、濃い紫色と明るいピンクという2パターンを着用されました。それぞれ国家主席の奥さまから、国家副主席からの贈り物といわれています。
ラオス在住の日本人女性「チャキ」さんによると、愛子さまの様子はラオス国内でも連日、ネットニュースなどで取り上げられたそう。そのせいか、チャキさんは同じ電車に乗り合わせたラオス人3人に「日本人なの!?プリンセスが来てたわよね!?紫のシンめちゃくちゃ似合ってたわ!!」と話しかけられたことも。
多くのラオス人が利用するfacebookでは「きれい」「謙虚で礼儀正しい」「同じ布のシンを買いたい」「日ラオのこの関係が長く続きますように」など、肯定的なコメントが目立つといいます。
愛子さまの公式訪問がもたらした、日本とラオスの市民レベルでの交流。チャキさんは「多くのラオス人が抱く、日本への温かな気持ちをじかに見ることができてうれしかったです」と喜びをかみしめています。
■窓が開くと…笑顔の愛子さまが
チャキさんは今回、愛子さまを間近で目撃する機会にも恵まれました。
視察先の施設から出る愛子さまの車列をお見送りしていると、チャキさんらの目の前で黒い車の後部座席の窓が開き、笑顔の愛子さまが。愛子さまはチャキさんらに向かってニッコリほほ笑み、手を振りました。
愛子さまの印象について、チャキさんは「カメラで追うことも忘れるほど引きつけられる何かがありました。堂々と余裕のある振る舞いの中に常に温かさがあると感じました」と振り返りました。
(まいどなニュース・金井 かおる)

























