「校門から校舎までの坂は自転車を降りて押して歩くこと」。猪名川高校(猪名川町紫合)で昨秋、長く続いていた「坂道下車」の校則が、生徒の提案で見直された。もともと事故防止のルールだが、近年の酷暑などを受けて改善を求める声が根強かった。生徒会メンバーが実態を分析して学校に条件の緩和を求め、生徒にはルールの順守を啓発している。(小林良多)
■「ありがとうって友達に言われた」
同校では自転車通学が8割近くを占める。隣接する川西市から通う生徒も多く、通学に30分以上かかるケースも珍しくないという。校門までたどり着いた後に待つのが、丘の上の校舎まで続く約150メートルの急坂。「自転車は降りて押すこと」と書いた看板が立つ。
ルールは、生徒同士や車との接触を避けるためにできた。しかし、近年は電動自転車の普及で車体が重く、異常な夏の暑さもあり、負担が増していたという。























