近年の”物価上昇”は、仕事選びにどのような影響を及ぼしているのでしょうか。エン・ジャパン株式会社(東京都新宿区)が、同社運営の総合求人サイト『エン転職』にて実施した「仕事選びの軸」に関する調査によると、求職者の4人に1人が”物価上昇”により「仕事選びの軸を見直した」と回答したことがわかりました。
調査は、同サイトユーザー男女2162人を対象として、2025年10月~11月の期間にインターネットで実施されました。
まず、「仕事選びの軸」を聞いたところ、男性は「経験・スキルが活かせるか」(52%)、女性は「希望の条件(勤務時間・休日)で働けるか」(64%)がそれぞれ最多になりました。
また、年代別では、20代のみ「希望の働き方(テレワーク・副業など)ができるか」(43%)が3位にランクインしています。
では、近年続く”物価上昇”や”AIの普及”で仕事選びに変化はあったのでしょうか。
調査の結果、「変わらない」(64%)が半数を超えたものの、約4人に1人が「物価上昇を受けて変化した」(23%)と回答。また、13%が「AIの普及を受けて変化した」と回答しました。
そこで、「物価上昇を受けて変化した」と回答した人に、「より重視するようになった軸」を聞いたところ、「給与アップができるか」(69%)が最多となり、特に30代(80%)では他の世代(20代69%、40代以上64%)よりも高くなりました。
他方、仕事選びの軸が「AIの普及を受けて変化した」と回答した人では、「新しい分野に挑戦できるか」(39%)、「経験・スキルが活かせるか」(38%)が上位となりました。
























