芸能人のまばゆい活躍は、日ごろの地道な努力によって成り立っているようです。原作・蔵人幸明さん、漫画・イトノコさんの作品『まりも兄弟の茶飯事』は、三つ子兄弟の日常を描いた物語です。X(旧Twitter)に投稿された作品『自己評価低め女子がスーパーアイドルに出会ったら』は、2800いいねが集まりました。
地味な普通学科の生徒・柚葉は、さまざまなエリートがひしめく小雲雀学園で肩身が狭い思いをしながら通学しています。そんなある日、柚葉が校内のエレベーターに乗ろうとしたそのとき、芸能学科の生徒・弐吾が一緒のエレベーターに滑り込んで来ました。
弐吾はNi・Goの名前で芸能活動をしており、テレビやSNSで見ない日はないといわれるほどの大人気アイドルです。びっくりした柚葉は背を向けましたが、ふとしたきっかけから柚葉は弐吾に声をかけられます。突然声をかけられた柚葉は、驚きと恥ずかしさのあまり、逃げるようにエレベーターを飛び出してしまいました。
その後、柚葉は友人にそのことを伝えると、驚くと同時に自分を卑下しすぎている点を「自己肯定感低すぎ」とたしなめられます。そんな友人との会話のなか、柚葉はふと「普通学科のエレベーターになんでNi・Go君が乗っていたんだろ…」と気になり、弐吾が向かったであろう屋上に行ってみました。
そこには、台本を読みながら練習に励む弐吾の姿がありました。柚葉は「天才の人はなんでも軽くこなしてる」と思っていましたが、実は弐吾は歌もダンスも役作りも苦手で、何百時間も練習してようやく人並みにできるようになっていると知ります。
弐吾の、得意も苦手も努力して芸にしている姿に、柚葉は「私にはとても真似できない」と呟きます。そこで弐吾は柚葉の得意なことを尋ねると、柚葉は渋々『いままで誰にも見せてこなかった自分の絵』を見せました。
柚葉の絵に、弐吾は「すごいなーこれこそ才能だよ!」と大絶賛。今まで柚葉は自分が『低空を飛ぶハト』で、弐吾のような人たちは『生まれ持った才能ではるか上空を飛ぶタカ』だと思っていました。しかし本当は、タカではなく『努力を重ねたハト』なのかもしれないと考えるのでした。
同作に対し、読者からは「柚葉ちゃんも大成できるといいね」「2人の今後が楽しみ!」などの声が挙がっています。そこで原作の蔵人幸明さん、漫画のイトノコさん両名に話を聞きました。
■普段とアイドルのときの弐吾のギャップに注目
【蔵人幸明さん】
-同作を描こうと考えたきっかけはありますか。
平凡な子とスーパーアイドルの掛け合いを描いたら面白いかなと思いました。
-作中でお気に入りのシーンや台詞があれば教えてください。
輝いてる人も見えないところではそれなりに努力しているというところでしょうか。
【イトノコさん】
-スーパーアイドルである弐吾ことNi・Goを描くなかで、気を付けていることはありますか。
アイドルの時はキリッとクールな表情になるよう気をつけています。キラキラ輝いて見えるといいなと思ってます。普段とのギャップがしっかり出るよう気をつけています。
-このほかにも現在発表している作品はありますか?
KADOKAWAさんのビームコミックスから、SNS連載をまとめていただいたコミックス「2歳差の幼なじみ」(全2巻)とSNS連載中の「3組の幼なじみ」1~3巻を紙と電子で、白泉社さんからは縦スクロール漫画「パンツだけは脱げません!」を電子配信していただいております。
(海川 まこと/漫画収集家)
























