みなさんの職場では朝礼を実施していますか。総務専門誌『月刊総務』を発行する株式会社月刊総務(東京都千代田区)が実施した「朝礼についての調査」によると、約7割が現在も「朝礼」を実施しており、朝礼文化が依然として根強く残っている実態が明らかになりました。一方、約3割が「形骸化しないための工夫はしていない」と回答し、制度疲労の兆しが浮き彫りとなりました。
調査は、同誌の読者、メルマガ登録している総務担当者287人を対象として、2026年1月にインターネットで実施されました。
調査の結果、現在、社内で定例の「朝礼・中礼・終礼(以下、朝礼等)」を実施している企業は70.4%と、多くの企業で朝礼が継続されている状況が明らかになりました。
一方、朝礼等を「現在実施していない、または中止した」企業にその理由を尋ねたところ、「必要性を感じなかった」「形骸化・マンネリ化したため」(いずれも34.1%)が最多となり、実施する意義そのものへの疑問が背景にあることがわかりました。
また、「テレワークの実施状況との関連」を見ると、「テレワークを実施していない企業」(79.2%)など、出社率が高いほど朝礼等を実施している割合が多くなっています。
「実施している時間帯」については、「朝(始業前・始業直後)」(94.6%)への集中が顕著となり、部署単位では「毎営業日」(52.0%)が過半数を占める一方、全社一斉では「実施していない」(41.1%)が最も多く、組織単位によって運用頻度に差が見られました。
続けて、「朝礼等の実施形態」を尋ねたところ、「対面」(69.8%)が最も多く、次いで「対面とオンラインの併用」(31.2%)、「オンライン」(13.4%)が続きました。
また、「朝礼等の主な実施目的」としては、「情報共有・全体周知」(90.6%)、「業務・タスクの確認」(52.0%)、「組織の一体感・連帯感の醸成」(40.6%)が上位となり、情報伝達機能に重きを置いている様子が見て取れました。
さらに、「実施している内容」を尋ねたところ、「業務連絡・共有事項の伝達」(93.1%)、「タスクやスケジュールの確認」(61.4%)、「新しいルール・注意事項の周知」(55.9%)が上位に挙がり、連絡・確認型の運用が中心であることがわかりました。
次に、テレワークを実施している企業に対し、「テレワーク環境において朝礼等はどのような役割を果たすと思いますか」と尋ねたところ、「情報共有・全体周知」(66.9%)、「コミュニケーションの活性化」(49.2%)、「業務・タスクの確認」(46.4%)が上位となり、分散環境における接続機能としての期待がうかがえました。
最後に、「朝礼等が形骸化しないための工夫」については、「司会や担当を持ち回りにしている」(44.1%)や「社員の発言機会を増やしている」(20.8%)が上位に挙がった一方、「特に工夫はしていない」(32.7%)企業も一定数見られ、対応に差が見られました。
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このような調査結果を踏まえて同社は、「朝礼は『続けること』自体が目的化すると、その効果は著しく低減します。朝礼を『やるか、やらないか』ではなく、『何のために実施するか』、その問い直しこそが、これからの総務に求められる視点といえるでしょう」と述べています。
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【出典】
▽『月刊総務』調べ
























