大阪梅田方には新キャラクター「くーちぃ」「はーちぃ」の人形が置かれていた
大阪梅田方には新キャラクター「くーちぃ」「はーちぃ」の人形が置かれていた

阪急阪神ホールディングスは3月30日に、4月18日から新たなラッピング列車「ゆめ・まちアクション号」を阪急、阪神で運行することを発表しました。「ゆめ・まちアクション号」は今年3月まで運行されていた「SDGsトレイン」に代わる列車です。4月18日に大阪梅田駅で開催された阪急電鉄の「ゆめ・まちアクション号」のお披露目会を取材し、従来の「SDGsトレイン」との違いを探ってみました。

■新キャラクターも登場

「ゆめ・まちアクション号」は阪急線、阪神線ともに4月18日から2028年3月31日まで運行する予定です。阪急線では神戸線・宝塚線・京都線の各路線に1編成が配備され、運行車両は神戸線・宝塚線が1000系、京都線が1300系です。阪神では1000系1編成が「ゆめ・まちアクション号」になります。なお、運行区間は自社線だけでなく、相互直通運転区間も含みます。

阪急・阪神どちらの「ゆめ・まちアクション号」も先頭・最後尾車両はイラストレーターのウマカケバクミコ氏がデザインし、「未来にわたり住みたいまち」の実現に向けて人々が参加していく活気や感動をイメージ。中間車両はこれまでの「SDGsトレイン」に登場したキャラクターに加え、新キャラクター、クローバーをモチーフにした「くーちぃ」と、ハートをモチーフにした「はーちぃ」もいます。

お披露目会では大阪梅田方の先頭車に新キャラクターのぬいぐるみが置かれていました。ちなみに、側面部の上部に新キャラクターがありますが、これは駅ホームドアによる視認性を考慮した結果、とのことです。

■「SDGsトレイン」と「ゆめ・まちアクション号」との違い

「ゆめ・まちアクション号」は地域の社会貢献活動に関して、「一緒に取り組む」きっかけをテーマにした列車です。阪急阪神ホールディングスでは、沿線にあるNPOや諸団体と共に参加型イベントを実施してきました。同車では、今までの取り組みを紹介し、「やってみたい」と思わせる車内となっています。

阪急、阪神ともに2019年5月から2026年3月まで、「SDGsトレイン」を運行していました。「SDGsトレイン」はSDGsの告知に主眼を置いた列車でしたが、「ゆめ・まちアクション号」は「SDGsトレイン」から一歩踏み出し、行動に軸足を移した列車といえます。

お披露目会では、参加型イベント「ゆめ・まちアクション隊」も開催。ポスターを通じたイベント紹介だけでなく、沿線にある団体の取り組みの発表の場にもなりました。

阪急阪神ホールディングスによると、社会問題に関心を持つ人は増えているものの、なかなか一歩が踏み出せない人が多い、とのこと。車内にあるポスターを見て、活動に関心を持たれたら、サイト「阪急阪神 未来のゆめ・まちプロジェクト」へのアクセスをおすすめします。

沿線で社会問題を解決するイベントが盛り上がることで、阪急、阪神の沿線環境が良好になり、さらに沿線に住みたい、と思う人々が増える。そのような、「正のサイクル」を生み出す車両のように感じました。

(まいどなニュース特約・新田 浩之)