気温の上昇とともに動きが活発になるコウモリは、さまざまな病原菌を媒介することでも知られ、警戒心を持つ人も多いかと思います。
害虫害獣駆除専門のサービスである「害虫害獣コンシェルジュ」を運営するBEST株式会社が実施したアンケート調査によると、「自宅にコウモリが棲みついていると気づいたきっかけ」として最も多かったのは、「庭やベランダなど屋外で見た(49.7%)」となりました。
この調査は、自宅にコウモリが棲みついた経験がある167人を対象として、2026年2~3月にインターネットで実施されました。
■気づいたきっかけ「屋外で見た」が半数近く
まず、「自宅にコウモリが棲みついていると気づいたきっかけ」について調査したところ、最も多かったのが「庭やベランダなど屋外で見た(49.7%)」で、次点は「フンを見つけた(44.9%)」となりました。また「自宅内の部屋や廊下で見た(31.1%)」という直接的目撃証言は、3位となりました。
フンの存在により気がつく人が多い理由としては、コウモリは排泄量が多く、特定の場所にフンをする習性があるためだと考えられています。
自宅の周辺でコウモリが飛んでいた場合や、フンを見かけたときは、棲みついているリスクを意識する必要があるようです。
■コウモリ被害で大変なのは「騒音」「悪臭」
次に、「コウモリが棲みついて、どんな被害にあいましたか?」と質問したところ、発生した被害で最も多くの回答が寄せられたのが「羽音・動き回る音・鳴き声がうるさかった(25.8%)」でした。次に多かったのは「フンによる悪臭がひどかった(22.2%)」となりました。
コウモリは夜行性のため、騒音は日没後から22時ごろに発生し、睡眠を妨げる状況を引き起こします。また、フンはドブとアンモニアを混ぜたような悪臭を放つため、ストレス、頭痛、吐き気などの症状を誘発することもあります。他にも「咳、皮膚炎などのアレルギー症状が出た(3.0%)」や「感染症にかかった(1.2%)」など公衆衛生に影響を及ぼす被害を受けたという声もありました。
■コウモリが棲みつきやすい屋根裏・雨戸の戸袋・雨どい
続いて、「コウモリに棲みつかれた場所」を尋ねたところ、最も多くの回答を集めたのが「屋根裏(37.7%)」で、次に「雨戸の戸袋(21.6%)」「雨どいの中(21.6%)」が同率で続きました。
コウモリは屋根裏や雨どいの中のような、天敵に見つかりにくい、狭くて暗いジメジメした場所を好みます。特に長年リフォームしておらず、経年劣化が見られる住居には隙間も多く、コウモリ侵入のリスクが高まります。雨戸も開けっ放し、閉めっぱなしにするのではなく、適度に開け閉めすることでコウモリに侵入されにくくなる傾向があります。他にも「シャッターの隙間(9.6%)」「室外機のダクト・配管の中(8.4%)」「換気口・換気扇の中(7.8%)」などの声がありました。
最後に、「コウモリの駆除方法」について尋ねたところ、実は半数以上の人が「自力で駆除した」(53.7%)という結果が出ました。「専門業者に依頼した」が26.3%、「その他」が20.0%となりました。
ホームセンターなどで売られているコウモリ追い出し用の忌避スプレーが、自分で駆除する際に役立つアイテムです。また、先述の通り、コウモリは伝染病を媒介する可能性があるので、自分で駆除する際はマスク、ゴーグル、ゴム手袋などで徹底的に防御し、掃除の際にはアルコール消毒液を使って清潔にすることも重要です。
そして、コウモリ駆除にかかった費用で多かったのは「1000円以下(36.3%)」で、続いて「1001~5000円(28.8%)」が多く、全体の半数以上が5000円以内で駆除したと回答しました。
また、駆除をプロに依頼した場合の相場費用は、忌避液の散布が19800円、侵入経路の封鎖作業は1箇所につき500円~、清掃作業(消毒込み)が22000円で、合計42300円~が目安になるようです。
コウモリは、住宅の寿命にも大きく関与する問題です。不安のある人はプロに現場調査を依頼し、見積もりを出してもらうといいでしょう。
【出典】
▽害虫害獣コンシェルジュ/BEST株式会社による調査
























