昔の人が食べていた食べ物が現代でも食べられると聞くと、1度は食べてみたくなるものです。そんな思いから、実際に古代ローマのポンペイ遺跡から発掘されたパンを再現したとX(旧Twitter)で投稿する人が現れました。
投稿主は、東京の新高円寺にあるベーカリー兎座Lepus(@inabashiro)さんで、このパンは通販サイトで受注販売しているようです。これを見たSNSユーザーからは、「テルマエ・ロマエ!」と同じ時代を描いた漫画のタイトルをあげる声や、「いつか食べてみたいです」と興味を示す声が多くあがっています。
では、なぜ古代ローマのパンを再現したのでしょうか。ベーカリー兎座Lepusさんに話を聞きました。
■製法は基本的に現代のパンとほとんど変わりません
ーなぜこのパンを再現しようと考えたのでしょうか?
古代ローマパン『Panis Quadratus』を再現しようとしたのは、2022年に開催された東京国立博物館「ポンペイ展」の開催時に、ポンペイの炭化パンが話題になっていたからです。
以前からアニメやゲームに出てくる食べ物を再現して遊んでいたこと、歴史料理研究家の遠藤雅司氏(音食紀行)の歴史料理レシピ本「歴メシ!」を読んでおり、歴史料理に興味を持っていた事もあり、面白そうだとローマ時代のパンについて調べ始めたのもきっかけの1つです。
ーこのパンは、現在のパンの製法と具体的にどう違うのでしょうか?
製法につきましては、基本的に現代のパンとほとんど変わりません。
パンを焼くための石窯(オーブン)や、小麦粉を大量生産する為の回転式石臼(ロータリーカーン)が出来たのもこのローマ時代で、当時の人力や薪から、現代は機械、電力・ガスに変わったくらいで面白いぐらいに現代のパン作りと繋がっています。
地位の高い人は全粒粉をふるいに掛けて精白した小麦粉を使い、蜂蜜やオリーブオイル、ミルク、スパイスを加えたリッチなパンも食べていた様で、現代人が食べても美味しいものを当時から作っていたのは面白いですね。
ーまたお店のXの投稿では、商品の案内とともに兎のイラストが掲載されていますが、このイラストのアイデアはどのように考えていますか?
Xへの投稿は私がやっているのですが、イラストは私の父に描いてもらっています。父は実家で和菓子職人を務めていたのですが、デザイン学校出身なので、舞台美術や実家(和菓子屋)のデザイン等も手掛けております。
じつはこのイラストだけでなく、父には店内POP等も担当してもらっていますので、ご来店の際にはぜひ見ていってください。
(まいどなニュース特約・長澤 芳子)
























