記事特集
兵庫県教委は八日、来春の二〇〇六年度公立高校入試の基本方針で、これまで続けてきた阪神・淡路大震災の影響を合否の判断材料とする臨時的措置を削除することを決めた。今後は、外国籍や障害のある受験生を対象とした特別枠で個別に対応する。
兵庫県教委は、震災直後の一九九五年度入試から臨時的措置を実施。被災で通学に影響を受けたり、身近な人を失いショックが大きい受験生らが対象。〇五年度入試では神戸市と阪神間の五人が、被災状況などを記した副申書を志願時に提出したが、今年七月一日現在の調査で措置が必要な受験生はいなかった。
震災から十年を経たこともあり、兵庫県教委は「臨時的」との扱いはそぐわないと判断した。今後も、中学校長を通じて県教委に震災の影響を申し出た受験生には個別に事情を考慮していく。県教委は「対象者がいる限り、これまでの対応と変わりはない」としている。(宮本万里子)
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