老朽化が進む明石市公設地方卸売市場(明石市藤江)で1日、市議会議員らによる勉強会が開かれた。全市議30人と市場関係者ら約50人が参加し、市場の今後の在り方について意見を交わした。(有冨晴貴)

 1976年に開設された同市場で売買される額は年間200億円に上る。しかし、塩水を扱うため柱や階段の腐食が激しく、昨年には天井から断熱材が落下するなど老朽化が進んでいる。同市場を運営する明石卸売市場管理センターの安原直樹代表(75)は冒頭のあいさつで「小手先の修理ではとても間に合わない」と訴えた。