会談を前に記念撮影に臨む小泉防衛相(右)とニュージーランドのコリンズ国防相=19日午前、東京都千代田区(代表撮影)
 会談を前に記念撮影に臨む小泉防衛相(右)とニュージーランドのコリンズ国防相=19日午前、東京都千代田区(代表撮影)

 小泉進次郎防衛相は19日、ニュージーランドのコリンズ国防相と東京都内で会談した。インド太平洋地域で覇権主義的な動きを強める中国を念頭に、防衛協力の強化を確認。両政府は会談を機に、自衛隊とニュージーランド軍との間で物資などを融通し合う物品役務相互提供協定(ACSA)を締結する考えだ。

 会談で小泉氏は、中国軍機による自衛隊機へのレーダー照射や、日本周辺での中国とロシアの爆撃機による共同飛行について説明。自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて「この地域の不安定化は誰の利益にもならない。緊密に協力していきたい」と述べた。