自身の白杖を手に「倒れずに作品を完成させることが目標だった」と語る監督の太田隆文=大阪市内
自身の白杖を手に「倒れずに作品を完成させることが目標だった」と語る監督の太田隆文=大阪市内

 闘病の実話を基にした映画「もしも脳梗塞になったなら」が20日から、キノシネマ神戸国際(神戸市中央区御幸通8)で上映される。監督の太田隆文(64)が自身の脳梗塞の経験を描いた。「病人だからこそ伝えられるリアルさを大切にした。具体的な症状や後遺症があまり知られていないからこそ、映画が誰かの役に立てばうれしい」との思いを込める。(安藤真子)