てんぐの面を着けた「猿田彦」が近隣を走り回って厄払いする浜西神明神社(兵庫県明石市魚住町清水)の秋祭りが7、8日に開かれた。新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの開催となり、多くの住民が楽しんだ。
7日には、人々を導くとされる猿田彦が地域を走り回り、住民は猿田彦に菓子を渡した。猿田彦は自分についてきた多くの子どもらに菓子を配った。
夕方からは、神社で獅子舞の奉納があった。子どもらが獅子やひょっとこを演じ、10演目を舞った。
8日は獅子舞が巡行し、特に調理場の火災を防ぐとされる「かま払い」があった。400軒以上を巡り「神来舞」と呼ばれる獅子舞を奉じて厄払いした。
獅子舞でひょっとこを演じた男子児童(11)は「やってみて楽しかった。来年からは、もっと多くの友達を誘っていきたい」と話した。(有冨晴貴)