刺し子の個展を開いている松本ふさ子さん(2023年撮影)
刺し子の個展を開いている松本ふさ子さん(2023年撮影)

 28日に107歳を迎える松本ふさ子さん=高砂市阿弥陀町=が、アートギャラリー「36・35」(明石市大久保町駅前1)で伝統的な刺しゅう「刺し子」の個展を開いている。手のひらサイズから縦1メートルを超えるものまで大小さまざまな作品約50点が並ぶ。(領五菜月)

 刺し子は布地に糸で幾何学模様などの図柄を刺しゅうして縫い込む伝統的な手芸。松本さんは着物を縫う和裁の仕事をしていた頃に刺し子と出合ったという。独学で腕を磨き、50年以上眼鏡を使わずに作品を作り続ける。100歳の時に初めて個展を開き、今年で6回目。