「岩清水は取り組む度に新たな気づきがある」と語る井本蝶山=大阪市、国立文楽劇場
「岩清水は取り組む度に新たな気づきがある」と語る井本蝶山=大阪市、国立文楽劇場

 丹波市市島町出身の若手尺八奏者、井本蝶山(ちょうざん)さん(33)が5月11日、大阪・日本橋の国立文楽劇場で「新進と花形による舞踊・邦楽鑑賞会」に初出演する。披露する独奏曲「岩清水」は、特有の技や表現が多い難曲とされる。「尺八の独奏を聴いてもらう機会は多くないので、音や表現の幅広さに触れてもらいたい」と語る。(小尾絵生)