開通した南畑歩道橋を渡る近隣住民ら
開通した南畑歩道橋を渡る近隣住民ら

 「開かずの踏切」として知られるJR西明石駅西側の南畑踏切(明石市小久保)で29日、市が整備してきた歩道橋が開通し、踏切は閉鎖された。歩道橋新設に伴う踏切の廃止は県内初という。同日、開通を祝う式典が開かれ、近隣住民らが早速利用していた。

 同踏切は全長約36メートルと長く、ピーク時には遮断時間が1時間当たり約40分になる。そのため無謀な進入や踏切内での閉じ込め、横断中の高齢者が電車にはねられる事故などが発生し、長年の課題になっていた。