利用者らがキクラゲを育てる工場=南あわじ市賀集八幡
利用者らがキクラゲを育てる工場=南あわじ市賀集八幡

 シイタケの栽培に力を入れている就労継続支援B型事業所「森の木ファーム」(南あわじ市賀集八幡)が、同じキノコの一種、キクラゲの生産を始めた。国内で出回っているキクラゲは約9割が輸入品とされる。同ファームの利用者らは淡路島での市場を開拓しようと力を注ぐ。(劉 楓音)

 同事業所を運営する株式会社「森の木ファーム」(同)は、障害者の自立訓練や、企業への就労移行支援などを手がけている。同事業所は、南あわじ、洲本両市の知的障害者や精神障害者ら約30人が利用。シイタケ栽培や公共施設の清掃、地元企業からの請負作業などに取り組んでいる。