阪神・淡路大震災で救出活動に当たる谷祐希宏さん(右)=サンテレビ・神子素孝輝さん提供
阪神・淡路大震災で救出活動に当たる谷祐希宏さん(右)=サンテレビ・神子素孝輝さん提供

 30年前の阪神・淡路大震災時、被害が大きかった旧北淡町(淡路市)で救助などに当たった淡路広域消防事務組合洲本消防署長の谷祐希宏さん(57)が25日、淡路市小倉の北淡震災記念公園セミナーハウスで講演し、初めて経験を語る。当時、想像を絶する災害現場で最前線に立った谷さん。「震災経験者が減る中、自分の役割は大きくなっている」との思いを込め、あの日を振り返る。(古田真央子)