バナナの茎の繊維を使った生地「バナナクロス」を織り込んだ靴下を、老舗靴下メーカー「ユイ」(南あわじ市福良甲)が製造している。高い吸水性や通気性を備えているほか、茎を焼却処分せずに再利用することで二酸化炭素の排出の抑制にもつながるという。神戸新聞のECサイト(オンラインストア)「いいモノがたり」で販売している。
バナナクロス ショートソックス
ユイは1913年創業。バナナクロスの靴下は、従来はバナナの収穫後に廃棄していた茎の部分の繊維を、綿と混紡して製造する。
バナナクロスは近年、綿や麻、ウール、シルクに続く「第5の天然繊維」として注目されている。麻に似てシャリシャリとしてドライな肌触りや、高い吸水吸湿性、自然なむらなどが特徴。二酸化炭素の排出や腐敗による土壌汚染の削減にもつながるという。
S(22~25センチ)とM(25~28センチ)の2サイズがあり、いずれも1650円(税込み)。問い合わせはメール(info@iimonogatari.kobe-np.co.jp)へ。(三宅晃貴)