20年ぶりの「洲本第九」に向け、練習に励む合唱団=洲本市文化体育館
20年ぶりの「洲本第九」に向け、練習に励む合唱団=洲本市文化体育館

 洲本に「第九」が帰ってくる。ベートーベンの交響曲第9番「歓喜の歌」は、年末の風物詩。今年の市制20年を記念し、20年ぶりの開催を市が企画した。指揮は佐渡裕さん。淡路島音楽大使を務める世界的指揮者のタクトの下に、約200人の市民が集まった。「平和を願う、希望あふれる歌声を届けたい」。心を一つに10日、市文化体育館(同市塩屋1)の大舞台に臨む。(荻野俊太郎)

■応募多数「こんなに集まるとは」

 洲本市では2005年、旧市民会館が閉館する前に「第九」を自主公演したのが最後となっていた。