31年前、被災地にカメラを回した高台。再建された家並みに「歳月を感じる」と話す神子素孝輝さん=淡路市斗ノ内
31年前、被災地にカメラを回した高台。再建された家並みに「歳月を感じる」と話す神子素孝輝さん=淡路市斗ノ内

■島の惨状「今撮らないと。報道の使命感だった」

 1995年1月17日。サンテレビ淡路総局のカメラマン神子素孝輝(みこそたかき)さん(81)は仕事を終えて、いつものように洲本市物部の自宅の2階で眠っていた。午前5時46分、突然の激しい揺れが襲った。阪神・淡路大震災が発生した。

 エレベーターに乗ったまま落下するような縦揺れだった。(46年の)昭和南海地震を知る父親から「地震があったら津波が来る」と言い聞かされていた。揺れが収まると、家を飛び出した。