慰霊碑に献花する、登美恵子さんの遺族=北淡震災記念公園(撮影・内田世紀)
慰霊碑に献花する、登美恵子さんの遺族=北淡震災記念公園(撮影・内田世紀)

 阪神・淡路大震災の発生から31年となった17日、震源の野島断層を保存する北淡震災記念公園(淡路市小倉)で追悼行事があった。今年は、遺族や地域住民ら約250人が参列。淡路島で震災の犠牲となった63人(島外の死者1人を含む)に祈りをささげ、あの日に思いをはせた。(荻野俊太郎、劉 楓音、古田真央子)

■「未来の命を守るため災禍伝える」

 厳粛な雰囲気に包まれた未明の公園。犠牲者の数と同じ63個の竹灯籠が遺族らの手で水面に浮かべられ、午前5時46分の時報とともに、参列者は黙とうした。被災者らが参加する「フェニックス合唱団」が、復興支援の歌「花は咲く」を合唱。かがり火が揺れ、冬空に歌声が響いた。