阪急梅田駅(大阪市北区)併設の商業施設「阪急三番街」に展示されているブロック玩具「レゴブロック」の作品の一部がリニューアルされた。日本で唯一のレゴ認定ビルダーで兵庫県明石市出身の三井淳平さん(31)=東京都=が市販のブロックを使って制作した「宝塚大劇場」「西宮神社福男選び」「箕面の滝」の3点が新たにお目見えし、夏休み中の親子らを楽しませている。(竹本拓也)
昨年4月に阪急三番街が改装工事を終えたのを機に「阪神甲子園球場」などの作品5点を展示。一定の期間が過ぎたことから、そのうち3点を入れ替えた。
「宝塚大劇場」は華やかなフィナーレのステージと超満員の客席を約800体のミニフィギュアで再現した。トップスターが身にまとう羽根や26段の大階段なども精巧に仕上げた。
「西宮神社福男選び」は同神社で毎年1月10日に催される「開門神事福男選び」のスタートやゴールの躍動感を絵巻物風に表現。「箕面の滝」では透明と青のブロックを不規則に組み合わせ、滝の水に動きや輝きを出した。
3作品に使われているレゴブロックは計約13万ピース。三井さんは「どの作品にも立体感と奥行きを持たせた。レゴ人形の目線から作品に入り込めるよう意識しました」と話している。
作品は阪急三番街北館1階「HANKYU BRICK MUSEUM」の通路沿いに展示されており、ガラス越しに無料で鑑賞できる。