2016年4月の熊本地震で東海大のキャンパスや学生アパートが被災した熊本県南阿蘇村で、学生団体が6日、手作りの紙の灯籠をともし、犠牲者を追悼するイベントを開いた。地元の小中学生が励ましのメッセージを書き込んだ約300個の灯籠が寒空を温かく照らした。
村の黒川地区は地震前に「学生村」と呼ばれ、東海大農学部の学生ら約800人が暮らしていた。「本震」でアパートが倒壊し、学生3人が死亡。キャンパスは村から移転した。
主催した「阿蘇MIRAI広場」代表、東海大3年の上原代耀さん(21)は「地震から10年に向けて原点に立ち返り、地元の方と交流できる取り組みを続けたい」と話した。
























