5日午前10時半ごろ、兵庫県宝塚市の無職女性(38)が「医療費の還付金があるとだまされ、現金を振り込んだ」と県警宝塚署に届けた。同署は電子計算機使用詐欺事件とみて捜査している。
同署によると、3日午後0時半ごろ、女性宅に市役所の職員を名乗る男から電話があり、同居する70代の親族が受けた。親族は手続き方法などが分からなかったため、女性にやりとりを依頼。その後、女性は銀行員を名乗る男から「還付金がある。キャッシュカードを持って金融機関に行って」と電話を受け、銀行に行くと次はコールセンターを名乗る男から携帯に電話があり、指示されるままATMから26万円を送金したとみられる。
5日、女性が医療費の還付金について市に尋ねたところ、職員に「そのような手続きはしていない」と言われ、被害に気付いた。