姫路市魚町のすし店「雷寿司」が販売した恵方巻きが原因とみられる食中毒が発生した問題で、同市保健所は8日、同日までに計150人が下痢や嘔吐などの症状を訴えたと発表した。姫路やたつの、赤穂市などの1~91歳の男女で、全員快方に向かっているという。同店の営業禁止処分の解除時期は未定としている。
同保健所によると、同店は節分に合わせ2、3両日に「恵方巻き」計1690本を販売。巻きずしや従業員の手指などから黄色ブドウ球菌が検出されたという。従業員の手洗いが不十分などの原因で巻きずしの具材が汚染された上、常温で長く保存したことから菌が増殖したとみられる。