高齢の女性からキャッシュカードを盗もうとしたとして、兵庫県警垂水署は18日、窃盗未遂の疑いで、大阪市北区の自称飲食店員の女(24)を逮捕した。同署によると女は特殊詐欺への関与が疑われ、女性宅でカードを受け取ろうとしていたが、電気工事で偶然訪れた職人が詐欺に気付いて被害を防いだ。
逮捕容疑は同日午前11時半ごろ、何者かと共謀し、警察官になりすまして神戸市垂水区の女性(84)宅を訪れてキャッシュカードを盗もうとした疑い。調べに容疑を認めている。
同署によると、直前に女性宅に男の声で「銀行口座から不正に現金が引き出されている。返金するためにキャッシュカードを袋に入れて金庫に保管してほしい」と電話があった。
その後、1人で来た女と女性が玄関で話している最中に、電気工事のために訪れた職人2人が不審に感じ「あなた詐欺でしょ。出て行ってください」と女を追い出した。職人はすぐに110番し、駆け付けた垂水署員が近くを歩いている女を見つけたという。