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 兵庫労働局尼崎労働基準監督署は24日、労働安全衛生法違反の疑いで、兵庫県尼崎市西高洲町のガラス製品製造業「丸山工業所」と、同社の50代の男性社長を書類送検した。

 書類送検容疑は、昨年11月20日、同社工場で、30代男性従業員の体の一部がベルトコンベヤーに巻き込まれるおそれがあったのに、男性従業員が自分で操作できる位置に非常停止装置を備えていなかった疑い。男性従業員はベルトコンベヤーに水をまく配管が外れ、付け直そうとした際に巻き込まれ、一時、意識不明の重体となった。

 同法は、巻き込みなどが起きた場合、すぐに操作できる位置に非常停止装置を備えるよう定めている。