兵庫県警姫路署は28日、同県姫路市の会社員の男性(42)が、インターネット上で知り合った何者かに、投資名目で約632万円相当の暗号資産(仮想通貨)をだまし取られたと発表した。同署が詐欺事件として調べている。
同署によると、男性は2月5日、「パンシビ」という上場前の暗号資産を事前に購入し、3月の上場後に売却すれば破格の利益を得られるというネット広告を見て、パンシビのホームページにあるメールを通じ、同月8日と11日に指定された送金先アドレスに所有する暗号資産を送った。
その後、上場が3月から6月に延期されたが、6月になっても上場されず、ホームページでのやりとりもできなくなったことから同署に相談していた。