「対局前日は早めに眠ることをルーティンにしている」と話す上野裕寿四段=10月31日夜、関西将棋会館
「対局前日は早めに眠ることをルーティンにしている」と話す上野裕寿四段=10月31日夜、関西将棋会館

■新人王戦・上野四段、プロ1カ月「デビューいい形」

■加古川青流戦・藤本四段、敗戦バネに「悔しさ晴らせた」

 将棋の若手棋士にとって登竜門と位置付けられている新人王戦と加古川青流戦で、井上慶太九段(59)=加古川市=門下の上野裕寿(ひろとし)四段(20)=同市=と藤本渚四段(18)が、相次いで頂点に立った。藤本が「師匠の教室で、同世代のレベルの高さに圧倒された」、上野は「藤本四段のプロ入りが刺激になった」と話す。切磋琢磨(せっさたくま)を続けてきた2人の熱戦を振り返る。(井原尚基)