宝塚歌劇花組公演「エンジェリックライ」が28日、宝塚市栄町1の宝塚大劇場で開幕した。新トップスター永久輝(とわき)せあと、トップ娘役、星空美咲(ほしぞら・みさき)の大劇場お披露目公演となる。
「天界一のホラ吹き」と呼ばれる天使アザゼル(永久輝)が天帝の怒りを買い、人間界に落とされる。天界に戻るため、秘宝ソロモンの指輪を求め、トレジャーハンターのエレナ(星空)と手を組み、天使、悪魔、人間を巻き込んだ大騒動を繰り広げる。
作・演出は谷貴矢。少年っぽさを感じさせる永久輝のキャラクターが屈託のないアザゼルにはまり、爽やかな後味の作品に仕上がった。
続くショー「Jubilee(ジュビリー)」は稲葉太地の作・演出。クラシックの名曲の数々で全編を彩り、新生花組のフレッシュな魅力を引き出した。
退団する綺城ひか理(あやき・ひかり)、専科の凪七瑠海(なぎな・るうみ)らが躍動、舞台を引き締めた。
11月10日まで。東京宝塚劇場公演は12月7日~2025年1月19日。(小尾絵生)