博物館の外には朝から入場待ちの行列ができた=1日午前、神戸市中央区京町
博物館の外には朝から入場待ちの行列ができた=1日午前、神戸市中央区京町

 世界的画家フィンセント・ファン・ゴッホの画業前半に焦点を当て、神戸市立博物館(同市中央区)で開かれてきた特別展「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」(神戸新聞社など主催)が1日、閉幕した。113日間の会期中、同博物館の特別展で歴代2番目に多い約53万人が訪れ、ゴッホの息遣いに引き込まれた。

 阪神・淡路大震災の発生から30年に合わせ、昨年9月に開幕した。クレラー=ミュラー美術館(オランダ)が所蔵する作品で構成。約20年ぶりに来日した世界的名画「夜のカフェテラス」など74点が並んだ。今月21日からは福島市、5月には東京に舞台を移す。

 最終日は約6千人が来場し、同博物館の外に入場待ちの列もできた。母と訪れた京都市の小学2年の児童(8)は「『夜のカフェテラス』の青色の夜空が鮮やかだった。いろんな画家から学び、たくさんの絵を描き続けたゴッホの努力を感じた」と満足そうだった。

 同博物館では来年2月から「大ゴッホ展」第2期を予定。南フランス時代から最晩年までの画業後半をたどり、オランダの国民的絵画とされる「アルルの跳ね橋」が約70年ぶりに日本の地を踏む。(門田晋一)