「国立アイヌ民族博物館」(北海道)は3月13~23日、アイヌ文化をPRするイベント「キヤウト コタン -京都でふれるアイヌ文化」を京都国立博物館明治古都館(京都市)などで開く。
アイヌ文化でつながる北海道の博物館などが協力し、京阪神では初めて開催。会場には衣服や生活用品、工芸品など約50点が並び、松浦武四郎らアイヌ文化と関わりの深い関西ゆかりの人物をパネルで紹介する。
ワークショップでは、アイヌ文様を施した服の試着ができるほか、素材として使った木の皮や糸、盆などの民具に触れることもできる。各博物館の学芸員らがアイヌの文化や言葉について解説するトークイベントもある。22、23日にはアイヌ文化施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」(北海道)の見どころを紹介するイベントもある。京都府立図書館では期間中、アイヌ関連図書を紹介するコーナーが設けられる。
午前9時半~午後5時(14日、21日は午後8時まで)。17日休館。一般700円、大学生350円(京都国立博物館の入館料)。高校生以下は無料。ウポポイ0144・82・3914