境内が赤と黄で染まる様子は、絵筆を振るったかのよう。兵庫県丹波篠山市の洞光寺は南北朝時代後期の創建とされ、篠山藩主がその美しさを和歌に詠んだ。紅葉狩りの名所として、古くから親しまれている。
境内では50本を越えるカエデやイチョウが葉を広げる。寺によると、木や場所によって色づきにずれがあり、本堂そばは今週いっぱいくらい、池周辺の「逆さもみじ」は来週にかけて盛りを迎えそう。
住職の吉田秀幸さん(49)は「美しい光景は私にとっても宝物。末永く楽しんでもらえるよう、大切に受け継いでいきたい」と話す。洞光寺TEL079・556・2149
(大田将之)
























