「3・11復興 ふるさとの記憶を遺す希望の文化財」
「3・11復興 ふるさとの記憶を遺す希望の文化財」

 「遺跡なんて埋めちまえ!」。本書の帯にある言葉だ。あの東日本大震災からの復興における遺跡の発掘調査と文化財保護が本書のテーマ。ただ「学術的に貴重だから守る」と大上段に構えた論考ではない。兵庫県から派遣された専門職員ら、震災後に福島県内の遺跡にかかわった人たちを追う人間ドラマだ。読みやすく、文化財行政に興味のない人にこそ、薦めたい。