内装材大手の東リ(伊丹市)は31日、同社製品の卸や内装工事を行う連結子会社リック(大阪府吹田市)の従業員が、取引業者に架空の請求書を書かせて会社の金を引き出すなどし、約1億1500万円の損失が出たと発表した。
東リによると、従業員は2023年3月期以降、担当工事で採算割れが見込まれた際、取引業者が作った架空の請求書で会社から引き出した金を工事の売上高に計上し、黒字のように見せかける不正を繰り返していた。業務成績を上げるためで個人的な着服はなかったという。
外部の専門家とグループ各社を調査し、同様の不正は見当たらなかったという。同社は「内部統制を徹底し、再発防止に努める」としている。(塩津あかね)



 
          
         
           
       
       
       
       
      














 
          


 
           
         
        



