阪神・淡路大震災で傷ついたまちと心の再生を願い、兵庫県宝塚市の武庫川に石積みで「生」の字を描いたオブジェが16日夕、ライトアップされた。薄暮の中州でほのかにきらめき、集まった人たちが祈りをささげた。
オブジェは、2005年に現代美術家の大野良平さんが制作。大雨で流されても、市民団体「記憶の中の『生』再現プロジェクト」の呼び掛けで、例年1月17日を前に市民らが積み直し、祈りの場としている。
この日は午後5時、宝塚で亡くなった119人と同じ本数の懐中電灯が、縦約20メートル、横約10メートルの石積みを照らした。その後、同5時46分に黙とう。大野さんは「あの日から四半世紀以上が過ぎた。阪神・淡路を知らない世代に語り継ぐ場になってほしい」と話した。
宝塚大橋付近にある金属製の「生」モニュメントもライトアップされた。(大田将之)
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