沖縄復帰から丸50年となった15日、沖縄県人会兵庫県本部は、尼崎市内で「沖縄の本土復帰50年を考える講演会」を開いた。琉球大学の島袋純教授(政治学)が沖縄の統治について話し、集まった約150人が聞き入った。
島袋教授は、1879(明治12)年の琉球処分から1972(昭和47)年の日本復帰まで、日米ともに「沖縄の人たちを関与させず統治を進めてきた」と述べ、現地の人々と自治を共に考える重要性を訴えた。同本部の具志堅和男会長(75)は「沖縄には国内の米軍専用施設の約7割がひしめき、それは復帰時より12%増えている。沖縄の人々は基地のない平和な島を望んでいることを知ってもらいたい」と呼び掛けた。主催者は「沖縄の抱える問題を沖縄だけの問題にせず、日本全体の問題として考えて」と訴えた。
講演会では、まず三線奏者の渡久地翔さんが沖縄民謡の弾き語りを披露。続いて琉球大の島袋純教授が登壇し、今も沖縄が抱える問題の背景に、明治政府が琉球王国を沖縄県として組み込んだ「琉球処分」から続く支配関係があると指摘した。「日本民族の一員になろうと忠誠を尽くして焦土になったのに(日本から)分離された」「沖縄の人は過酷な米軍統治の中で、日本国憲法に憧れて復帰を目指したが、日米政府の目的は米軍基地を恒久的に使用することだった」などと語った。
聴衆の一人で沖縄出身の女性(85)=西宮市=は「知らないことばかりだった。もっと古里のことを学ばないと」と話す。
米軍統治下の1961(昭和36)年、仕事を求め、パスポートを手に単身、神戸港に降り立った。大阪の親戚を頼り、子守をしながら必死に働き、家庭も持った。幸いあからさまな差別に遭うことはなく、沖縄の問題を深く考える余裕もなかった。
定年退職後、県人会の集まりにも顔を出すように。沖縄戦や戦後の収容所での体験を話し、基地などの問題やそれに対する誹謗中傷を聞くたび、まだ残る差別構造に胸が詰まる。
「50年たって随分良くなったけれど、まだ本当の復帰はできてないね」と女性。「若い人たちには観光だけじゃなく、背景にある歴史も知ってほしい」と話した。
(広畑千春、浮田志保)

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