兵庫県尼崎市の伝統野菜で、一時は消滅の危機にあった「田能の里芋」を使ったコロッケの新商品プロジェクトが進んでいる。復活に取り組む市民団体と大学生、食品メーカーがコラボ。ねっとりした子芋とホクホクした親芋をブレンドし、ふわっとした優しい甘みが鼻に抜ける-。そんな特長を存分に生かせるよう和風の味付けにし、市民へのアンケートを基に年内にも商品化を目指すという。(広畑千春)
「田能の里芋」は尼崎市北部の田能地域で栽培される里芋の一種で、きめ細やかで色が白く粘り気があり、触ってもかゆくなりにくい。歴史は弥生時代にさかのぼるともいわれ、藻川や猪名川の河川敷で自生していたものを江戸時代から栽培するようになったと伝わる。連作に適さず収穫量が少ないため、流通せず地域の行事で大切に食べ継がれてきた。戦後は農地の減少が進み、25年ほど前には栽培農家が1軒だけになった。
そうした中、市民らでつくる「自然と文化の森協会」が2000年に親芋を譲り受け、保存・継承に乗り出した。現在では3団体が市内5、6カ所で約4千株を育て、秋の収穫期を中心に、市内のコープこうべやイオン、JR尼崎駅構内の特設店舗などで販売している。
今回のプロジェクトは、ブランド力をさらに高め、地域づくりの核にしようと、異業種交流の一環で始まった。昨年10月に関西国際大や甲南大、摂南大の学生らが畑で採れた里芋を実際に味わって、味付けや形、ターゲット層などを模索。尼崎に隣接する大阪府豊中市で無添加コロッケを製造している「合同食品」が試作品を完成させた。今年3月には尼崎えびす神社(神田中通3)で祈願を済ませた。市内各地で市民に食べてもらい、寄せられた感想を基に改良し、本製品にする予定という。
工程の中で手間がかかるのが大量の親芋の下処理だが、地域食堂を運営する高齢者らが有償ボランティアで担当。今年2月には5人が1時間かけてコロッケ約2千個分の親芋の皮をむき、加工しやすいサイズに切り分けた。
「将来的には、地元の仕事づくりにもつなげられたら」と内田さん。「伝統野菜の復活というだけでなく、『田能の里芋』を中心に人と人がつながり、生きがいや地域に根付いた産業としても発展させたい」と話している。
試作品はなくなり次第終了。

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