県内の住宅地で最高価格だった芦屋市船戸町
県内の住宅地で最高価格だった芦屋市船戸町

 26日に発表された公示地価で、阪神南地域(尼崎、西宮、芦屋市)は住宅地が前年比2・2%プラスと3年連続で上昇した。商業地は5・0%アップし、11年連続で上向いた。大阪や神戸の通勤圏内にあるなど需要が堅調で、地価の上昇が強まっているとみられ、新型コロナ禍からの回復傾向が鮮明となった。(西尾和高)

 住宅地は尼崎市1・7%、西宮市2・4%、芦屋市3・0%と、3市の価格評価地点(162)の大半で上昇した。中でも、街のブランド力と物件の希少性からJR芦屋駅北の芦屋市船戸町は価格が1平方メートル71万円と、県内で6年連続最高となり、上昇率も6・8%とトップとなった。

 尼崎市では、阪急とJRの塚口駅に近い南塚口町3が上昇率4・8%と大きくアップ。西宮市では御茶家所町が5・6%、羽衣町が5・4%、瓦林町が5・3%と続き、駅に近いなど利便性が高い地域で大きな上昇率を示した。