西宮市は阪神電鉄西宮駅北エリア(約2ヘクタール)の市街地再開発の具体的な事業計画を明らかにした。事業主体となる民間の不動産会社などが約40階建てのタワーマンションや図書館を備えた公民複合施設を一体的に整備する。現在のバスロータリーを拡大し、エリア内の道路2本を廃止するなど土地区画整理にも着手。2028年着工、31年に完成予定で、駅前空間のにぎわい創出を目指す。(西尾和高)
同駅北エリアは現在、阪神バスの待機場やロータリー、コインパーキングなどが整備されている。好立地だが、市は電車やバスの乗り換えといった交通の利便性を課題としていた。昨秋、阪神電鉄などから再開発の提案を受け、駅前の細分化された土地を集約して大規模な街区を創出し、有効利用するために市が協力する。