プロ野球・阪神タイガースで活躍し、現在は球団のOB会長を務める掛布雅之さん(70)のトークショーが、兵庫県西宮市甲子園町の甲子園歴史館多目的ホールであった。今シーズンの展望や2軍監督時代のエピソードを語り、集まった約160人のファンを楽しませた。
掛布さんは、1973年にドラフト6位で阪神に入団。本塁打王や打点王に輝くなど活躍し、85年には球団初の日本一にも貢献した。引退後の2016年には2軍監督に就任し、若手選手の育成にも尽力した。
トークショーでは、リーグ連覇に向けて好調な滑り出しを見せたチームについて「これだけ3番、4番を打つ選手がしっかりしていたら大きく打線が崩れることはない。常勝阪神をつくれると思う」と絶賛。警戒すべき他球団は「打線が手ごわい」として巨人を挙げた。昨年6月に亡くなった長嶋茂雄さんとのエピソードも語り、「本当にプロ野球を愛した人。一つの大きな太陽が沈んでしまった」と惜しんだ。
参加者からは「2軍監督時代にすごいと思った選手は誰ですか」との質問があり、「横田(慎太郎)」と答えた。横田さんは、23年に脳腫瘍のため28歳の若さで亡くなったが、「僕にとっては生き続けている。横田を一人前にしたかった」と思いを語った。
終演後は、参加者全員に掛布さんの直筆サイン色紙が配られた。市内から訪れた自営業の男性(66)は「イメージよりもよくしゃべる明るい人で楽しかった」と笑顔を見せ、「連覇を目指して戦ってほしい」とチームにエールを送った。(潮海陽香)























